チェコのゴールデンウィーク
2008年 05月 13日
今年は、ブルノフィルハーモニーによる、スメタナの「我が祖国」。
今ちょうど、チェコTVで中継が終わったところです。
大盛況の中、第一日目は幕を閉じました。
明日から、プラハではクラシックコンサートの大パレード。
約1ヶ月間、プラハの春音楽祭は続きます。
今年は、日本交響楽団は来ませんが、中国から交響楽団が来るようです。
クラシックとは関係ないですが、最近プラハにはカイリー・ミノーグが来たり、セリーヌ・ディオンが来るし、レリー・クラビッツも来るし、、、と大物が続々やってきます。
チェコもいよいよ、アーティストにとって儲かる国となってきたのでしょうか?
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さて、週末は木曜日の終戦記念日と週末が金曜日をはさんで、4連休となりました。
いわゆるチェコのゴールデンウィークといったとこでしょうか?
この週末は、毎年お天気も最高なため多くの人が外に出かけ、やっと待ちわびた春を満喫します。
私は、この4連休を利用して、またもチェコの南ボヘミアにある国立公園のSumava(シュマヴァ)へ遠征してきました。
南ボヘミアは、豊富な自然に恵まれ、天然マスが獲れることでも有名な地域です。
また、世界遺産に指定されるチェスキー・クルムロフもこの地域にあります。
共産主義時代には、ここが亡命のメッカであったことがうそのような、静けさと平和、安らぎを与えてくれる場所です。
ドイツ・オーストリア・チェコの国境が交わる地域でもあり、昨年の12月にシェンゲン協定に加盟後はパスポートがなくても、自由に国境を行き来できるようになりました。
今回私も、初めて自転車で国境を超えてみたりしました。
チェコに来た当時は、よくそんなスポーツばっかりして体がつかれないものだ、、、と遠くからチェコ人達を見ていたアノ頃が懐かしい。
なんだか今はすっかり自分がアウトドアにはまり、はまり、抜け出せなくなってきています。
今回は、こんなかわいらしい山小屋(チェコ語でChalpaといいます)に滞在。
シュマヴァ地方のLenoraという村です。
一日目は、ウォーキング22KM。
2日目は、サイクリング44KM。
3日目は、サイクリング60KM。
4日目は、サイクリング37KM。
特に、この地方は起伏が激しく、ルンルン気分のサイクリングというよりは、ゼイゼイハアハアのサイクリングといったほうが正確です。
しかも、一緒に行ったチェコ人友は3時間の坂道を平気で上がる根性の持ち主。
この根性を仕事に使えないものか・・・。
しかし、森林の中を自転車で走りぬけると、体も気分もスッキリして、マイナスイオンを外からも中からも浴びて、必死の思いで登った坂道の事も一気に忘れられるのがサイクリングの醍醐味かな?
そして、世界で何が起こっていても、いつもそこにあるその美しい景色に心を奪われて、心が洗われて、その思い出を記憶に残しておこうと、シャッターをきったりしてみるのです。
そして、旅には食がつきもの。
もちろん、この地方の名物マス料理も食べましたが、チェコのお国名物といえばコチラ。
地元では、ウェヴショボ・クネドロ・ゼロ(豚肉・クネドリーキ・キャベツ)と呼ばれるこの料理は、チェコ中どこで食べてもはずれのない一品です。
毎日は、きついけどたまに無性に食べたくなるこの料理。
だから、私は運動しても運動しても、燃費が悪いのです。。。
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# by prahalife | 2008-05-13 06:05 | スポーツ